フィリピンにおける産業別特許出願動向(製薬)
製薬関連技術のフィリピンにおける特許出願動向をPATENTSCOPEの収録データに基づき、集計した。
製薬関連技術に対応する国際分類として、A61K、A61Pを選択した。集計期間は、出願年で2010年から2014年である。
製薬関連技術のフィリピンにおける特許出願件数の推移を図1に示す。
図1: 製薬関連技術のフィリピンにおける特許出願件数の推移(単位:件)
なお、本記事の特許出願動向に関する図表データにおいて、PCT国内移行の時間差やデータベースの収録の遅れや欠落等により、データは、実際と異なる値となっている可能性がある。参考として、WIPOの集約する統計資料における、各年でのフィリピン特許庁が受付けた出願件数と、記事作成時点でのデータベースPATENTSCOPEの各年の収録レコード数を右縦軸に示す。
内訳として、日本、米国、欧州、中国、韓国からの出願(基礎出願に基づく集計)の構成を表1に示す。
表1: 製薬関連技術のフィリピンにおける出願 国・地域別 構成比
(単位:%)
製薬関連技術のフィリピンにおける出願件数は、ほぼ横ばいと考えられる。日本からの出願の構成比も横ばいである。構成比の上位は米国、欧州各国からの出願であり、特に米国からの出願がおよそ半数を占めていることが分かる。なお、本集計は基礎出願に基づく集計であるため、優先権主張を伴わないPCT出願は各国に集計されない。したがって、実際は外国企業の出願であっても上記国別構成比に含まれないものもあると考えられる。
2014年に出願された製薬関連技術のフィリピンにおける出願件数の出願人ランキングを表2に示す。
表2: 製薬関連技術のフィリピンにおける出願件数の出願人ランキング(2014)
製薬関連技術のフィリピンにおける出願の上位はNovartis社、Bayer Pharma社など欧米企業からの出願である。
2014年に出願されたフィリピンにおける製薬関連技術の国内出願人の上位を表3に示す。
表3:フィリピンにおける製薬関連技術の国内出願人の上位
2014年の製薬関連技術のフィリピン特許出願において、国内出願人としては、一般企業ではとしてShawill社から9件の出願がなされている他、フィリピン国内の研究機関からも出願がなされている。
マレーシアにおける産業別特許出願動向(製薬)
製薬関連技術のマレーシアにおける特許出願動向をPATENTSCOPEの収録データに基づき、集計した。
製薬関連技術に対応する国際分類として、A61K、A61Pを選択した。集計期間は、出願年で2010年から2014年である。
製薬関連技術のマレーシアにおける特許出願件数の推移を図1に示す。製薬関連技術の各年での出願件数および各国、地域の出願人からの出願の内訳を左縦軸に示す。
図1: 製薬関連技術のマレーシアにおける特許出願件数の推移(単位:件)
なお、本記事の特許出願動向に関する図表データにおいて、PCT国内移行の時間差やデータベースの収録の遅れや欠落等により、データは、実際と異なる値となっている可能性がある。参考として、WIPOの集約する統計資料における、各年でのマレーシア特許庁が受付けた出願件数と、記事作成時点でのデータベースPATENTSCOPEの各年の収録レコード数を右縦軸に示す。
内訳として、日本、米国、欧州、中国、韓国からの出願(基礎出願に基づく集計)の構成を表1に示す。
表1: 製薬関連技術のマレーシアにおける出願 国・地域別 構成比
(単位:%)
製薬関連技術のマレーシアにおける出願に関して、本データから推移を分析することができないが、構成比では、主要国では米国からの出願が最も多く、次いで欧州からの出願である。また、韓国からの出願が急速に増加している事が読み取れる。なお、本集計は基礎出願に基づく集計であるため、優先権主張を伴わないPCT出願は各国に集計されない。したがって、実際は外国企業の出願であっても上記国別構成比に含まれないものもあると考えられる。
2014年に出願された製薬関連技術のマレーシアにおける出願件数の出願人ランキングを表2に示す。
表2: 製薬関連技術のマレーシアにおける出願件数の出願人ランキング(2014)
製薬関連技術のマレーシアにおける出願の上位はGenetec社、F.Hoffman-La Roche社など欧米の製薬企業による出願である。
2014年に出願されたマレーシアにおける製薬関連技術の国内出願人の上位を表3に示す。
表3:マレーシアにおける製薬関連技術の国内出願人の上位
2014年の製薬関連技術のマレーシア特許出願において、国内出願人としては、マレーシアの大学と研究機関によるものであり、複数の製薬関連技術の出願を行うマレーシア国内企業はなかった。
タイにおける産業別特許出願動向(製薬)
製薬関連技術のタイにおける特許出願動向を商用特許データベースPatBase (https://www.patbase.com/)の収録データに基づき、集計した。
製薬関連技術に対応する国際分類として、A61K、A61Pを選択した。集計期間は、出願年で2010年から2014年である。
製薬関連技術のタイにおける特許出願件数の推移を図1に示す。製薬関連技術の各年での出願件数および各国、地域の出願人からの出願の内訳を左縦軸に示す。
図1: 製薬関連技術のタイにおける特許出願件数の推移(単位:件)
なお、本記事の特許出願動向に関する図表データにおいて、PCT国内移行の時間差やデータベースの収録の遅れ等により、2013年、2014年のデータは、実際よりも少ない値となっている可能性がある。参考として、WIPOの集約する統計資料における、各年でのタイ国特許庁が受付けた出願件数と、記事作成時点でのデータベースPatBaseの各年の収録レコード数(ファミリ数)を右縦軸に示す。
内訳として、日本、米国、欧州、中国、韓国からの出願(基礎出願に基づく集計)の構成を表1に示す。
表1: 製薬関連技術のタイにおける出願 国・地域別 構成比
(単位:%)
製薬関連技術のタイにおける出願件数は、PCT国内移行の時間差やデータベースの収録の遅れ等の影響を受けている可能性があり、今回の集計結果から断言はできないものの、近年では、米国からの出願の割合が高いことがうかがえる。また、韓国からの出願が急速に増加している事が読み取れる。
2014年に出願された製薬関連技術のタイにおける出願件数の出願人ランキングを表2に示す。
表2: 製薬関連技術のタイにおける出願件数の出願人ランキング(2014)
製薬関連技術のタイにおける出願の上位はタイ国立科学技術開発庁(National Science and Technology Development Agency)による出願である。
2014年に出願されたタイにおける国内出願人の上位を表3に示す。
表3:タイにおける国内出願人の上位
2014年の特許出願において、複数の特許出願をしているタイ国内の出願人は、タイ国内の大学および国立研究機関であり、複数の製薬関連技術の出願を行うタイ国内企業はなかった。
インドネシアにおける産業別特許出願動向(製薬)
製薬関連技術のインドネシアにおける特許出願動向をPATENTSCOPEの収録データに基づき、集計した。
製薬関連技術に対応する国際分類として、A61K、A61Pを選択した。集計期間は、出願年で2010年から2014年である。
製薬関連技術のインドネシアにおける特許出願件数の推移を図1に示す。製薬関連技術の各年での出願件数および各国、地域の出願人からの出願の内訳を左縦軸に示す。
図1: 製薬関連技術のインドネシアにおける特許出願件数の推移(単位:件)
なお、本記事の特許出願動向に関する図表データにおいて、PCT国内移行の時間差やデータベースの収録の遅れや欠落等により、データは、実際と異なる値となっている可能性がある。参考として、WIPOの集約する統計資料における、各年でのインドネシア特許庁が受付けた出願件数と、記事作成時点でのデータベースPATENTSCOPEの各年の収録レコード数(ファミリ数)を右縦軸に示す。
内訳として、日本、米国、欧州、中国、韓国からの出願(基礎出願に基づく集計)の構成を表1に示す。
表1: 製薬関連技術のインドネシアにおける出願 国・地域別 構成比
(単位:%)
製薬関連技術のインドネシアにおける出願に関して、本データから推移を分析することができないが、出願人の国別構成比につき、主要国では米国からの出願が最も多く、次いで欧州からの出願である。また、韓国からの出願が急速に増加している事が読み取れる。
2014年に出願された製薬関連技術のインドネシアにおける出願件数の出願人ランキングを表2に示す。
表2: 製薬関連技術のインドネシアにおける出願件数の出願人ランキング(2014)
製薬関連技術のインドネシアにおける出願の上位はNovartis、Unileverなど欧米の製薬企業による出願である。
2014年に出願されたインドネシアにおける製薬関連技術の国内出願人の上位を表3に示す。
表3:インドネシアにおける製薬関連技術の国内出願人の上位
2014年のインドネシア特許出願において、製薬関連技術の国内出願人としては、インドネシアの研究機関と大学によるものであり、複数の製薬関連技術の出願を行うインドネシア国内企業はなかった。
シンガポールにおける産業別特許出願動向(製薬)
製薬関連技術のシンガポールにおける特許出願動向をPATENTSCOPEの収録データに基づき、集計した。
製薬関連技術に対応する国際分類として、A61K、A61Pを選択した。集計期間は、出願年で2010年から2014年である。
製薬関連技術のシンガポールにおける特許出願件数の推移を図1に示す。
図1: 製薬関連技術のシンガポールにおける特許出願件数の推移(単位:件)
内訳として、日本、米国、欧州、中国、韓国からの出願(基礎出願に基づく集計)の構成を表1に示す。
表1: 製薬関連技術のシンガポールにおける出願 国・地域別 構成比
(単位:%)
製薬関連技術のシンガポールにおける出願件数は、近年増加している。日本からの出願の構成比は増加しており、主要国の中でも増加率が大きい。出願の上位は米国、欧州各国からの出願であり、特に米国からの出願が半数以上を占めていることが分かる。
2014年に出願された製薬関連技術のシンガポールにおける出願件数の出願人ランキングを表2に示す。
表2: 製薬関連技術のシンガポールにおける出願件数の出願人ランキング(2014)
製薬関連技術のシンガポールにおける出願の上位はNovartis、Roche、Genentechなど欧米の製薬企業による出願である。
2014年に出願されたシンガポールにおける製薬関連技術の国内出願人の上位を表3に示す。
表3:シンガポールにおける製薬関連技術の国内出願人の上位
2014年の製薬関連技術のシンガポール特許出願において、国内出願人としては、シンガポール科学技術庁(Agency for Science, Technology and Research)が出願人である出願が23件あるものの、多数の製薬関連技術の出願を行うシンガポール国内企業はなかった。
ベトナムにおける産業別特許出願動向(製薬)
製薬関連技術のベトナムにおける特許出願動向をPATENTSCOPEの収録データに基づき、集計した。
製薬関連技術に対応する国際分類として、A61K、A61Pを選択した。集計期間は、出願年で2010年から2014年である。
製薬関連技術のベトナムにおける特許出願件数の推移を図1に示す。
図1: 製薬関連技術のベトナムにおける特許出願件数の推移(単位:件)
内訳として、日本、米国、欧州、中国、韓国からの出願(基礎出願に基づく集計)の構成を表1に示す。
表1: 製薬関連技術のベトナムにおける出願 国・地域別 構成比
(単位:%)
製薬関連技術のベトナムにおける出願件数は、近年増加している。日本からの出願は全体に比べて減少している。主要国としては、米国、欧州からの出願が占める割合が高い。韓国からの出願の増加率が大きい。
2014年に出願された製薬関連技術のベトナムにおける出願件数の出願人ランキングを表2に示す。
表2: 製薬関連技術のベトナムにおける出願件数の出願人ランキング(2014)
製薬関連技術のベトナムにおける出願の上位はNovartis、Bayer、Rocheなど欧米の製薬企業による出願である。
2014年に出願されたベトナムにおける製薬関連技術の国内出願人の上位を表3に示す。
表3:ベトナムにおける製薬関連技術の国内出願人の上位
2014年の製薬関連技術の特許出願において、ベトナム国内の出願人による製薬関連技術の出願は少数である。