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韓国における審査・審判サービスについて
2022年09月20日
■概要
「2020年度 知的財産白書」(2021年5月発行、韓国特許庁(日本貿易振興機構 仮訳))では、韓国の知的財産における2020年の国内外の動向、行政戦略システム、審査・審判の品質および制度の改善状況、特許基盤産業競争力および韓国国内知的財産保護基盤の強化、海外知的財産紛争対応の支援、国際協力の現状、知的財産金融および知的財産活用の促進、企業の育成、知的財産人材育成および国民向けサービスの改善について解説している。また、出願・登録及び審査・審判の統計状況を紹介している。本稿では特許・実用新案の審査、商標・デザイン審査および審判、方式審査の品質および制度などの改善状況について解説している「第2編 信頼される審査・審判サービスの提供」を紹介する。■詳細及び留意点
「2020年度 知的財産白書」(2021年5月発行、韓国特許庁(日本貿易振興機構 仮訳))第2編 信頼される審査・審判サービスの提供
目次
第2編 信頼される審査・審判サービスの提供 P.66
第1章 産業観点からの審査・審判品質の高度化 P.67
(特許・実用新案の迅速な権利化及び審査品質の向上のために行った、融合・複合技術審査局の新設、協議審査の実施、品質管理システムの強化、先行技術調査事業の拡大、産業・特許動向調査事業の推進、特許審査業務協力(特許審査ハイウェイ、特許共同審査など)などについて紹介している。商標・デザイン(意匠)の権利化支援および審査品質の向上のために行った、チーム長中心の品質管理システムの強化、統計に基づいた品質管理システムの革新、人工知能の活用、商標調査専門機関の登録制への転換、審査基準の改定、国際協力の強化などについて紹介している。また、審判の迅速性・正確性・公正性の向上のために行った、迅速審判プロセスの設計・施行、口述審理の拡大、審判部の全面改編、国際協力などについて紹介している。さらに、審査品質診断制度や方式審査制度の改善、審査・審判人材の専門性向上に向けた教育の強化の内容および成果について紹介している。)
第1節 特許・実用新案の審査分野 P.67
1.概観 P.67
2.特許・実用新案の迅速な権利化及び審査品質の向上 P.68
3.産業・特許動向分析を通じた審査能力の強化 P.80
4.特許分類システムの活用範囲の拡大 P.82
5.審査支援事業品質管理の強化 P.85
6.特許審査における国際協力の強化 P.87
第2節 商標・デザイン審査分野 P.92
1.概観 P.92
2.商標・デザインの権利化支援及び審査品質の向上 P.93
3.商標・デザイン調査分析など審査インフラの改善 P.97
4.商標・デザイン分野における国際協力の強化 P.106
第3節 審判分野 P.114
1.概観 P.114
2.審判の迅速性・正確性の向上 P.118
3.審判公正性の向上 P.130
第4節 審査品質診断システムの高度化 P.133
1.概観 P.133
2.審査品質診断制度の運営 P.133
3.審査品質向上に向けた審査能力開発支援 P.138
第5節 出願・登録方式審査分野 P.142
1.概観 P.142
2.方式審査制度の運営 P.144
3.方式審査の品質向上 P.148
第6節 審査・審判人材の専門性向上に向けた教育の強化 P.151
1.概観 P.151
2.実務中心の専門教育課程の運営 P.153
第2章 環境変化に対応する知的財産権制度の運営 P.158
(第4次産業革命分野の優先審査対象拡大、技術分野別審査実務ガイドの制定などの特許審査制度の改善、予備審査の対象に韓国中小企業がPCT出願を多くしている技術分類の追加、COVID-19に対する救済制度拡大などの特許行政の改善、商標法、商法施行規則、商標審査基準、類似商品審査基準、デザイン保護法施行規則、デザイン審査基準などの改正について紹介している。)
第1節 特許・実用新案分野 P.158
1.概観 P.158
2.第4次産業革命に対応する特許審査制度の改善 P.159
3.出願人の利便性向上に向けた特許法制の改善 P.164
第2節 商標・デザイン分野 P.169
1.出願人の利便性向上及び審査品質向上に向けた商標制度の改善 P.169
2.出願人の利便性向上に向けたデザイン制度の改善 P.174
■ソース
「2020年度 知的財産白書」(2021年5月発行、韓国特許庁(日本貿易振興機構 仮訳))https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/asia/kr/ip/gov/whitepapers/2020.pdf
■本文書の作成者
日本国際知的財産保護協会■本文書の作成時期
2022.07.01