アジア / 統計 | その他参考情報
シンガポールにおける知的財産権関連統計へのアクセス方法 – 取締関係
2020年09月10日
■概要
シンガポールにおける知的財産に係る取締関係の統計は、シンガポール知的財産庁(Intellectual Property Office of Singapore(IPOS))のウェブサイトに掲載されており、シンガポール警察(Singapore Police Force)の知的財産部(Intellectual Property Rights Branch(IPRB))が行った著作権および商標権侵害に基づくレイド(強制捜索)の件数並びに押収した模倣品の総額を確認することができる。■詳細及び留意点
シンガポールにおける知的財産に係る取締関係の統計は、IPOSのウェブサイトに掲載されていることから、IPOSのウェブサイトで統計情報を閲覧する方法を紹介する。
- IPOSのウェブサイトhttps://www.ipos.gov.sg/にアクセスし、上部にある「Who We Are」にカーソルをあわせる。
図1 IPOSのウェブサイト(トップページ)
- 「Who We Are」にカーソルをあわせると表示されるメニューの中から、「Statistics」と記載されている横の「Discover More」をクリックする(図2、赤枠部分)。
図2
3.「Statistics」のページに移動した後、「IPR statistics by IPRB」をクリックする(図3、赤枠部分)。
図3
4.「IPR statistics by IPRB」をクリックすると、2004年以降にIPRBが行った著作権および商標権侵害に基づくレイドの件数並びに押収した模倣品の総額が表示される(図4、赤枠部分)。
図4
5.本稿作成日 (2019.10.16) 時点においてIPOSウェブサイトに掲載されているIPRBが行った著作権および商標権侵害に基づくレイド件数並びに押収した模倣品の総額は図5のとおりである。
図5
- 留意点
IPOSのウェブサイトで確認できる統計情報は、IPRBによるレイドの件数および押収金額のみであり、シンガポール税関(Singapore Customs)や入国管理局(Immigration & Checkpoints Authority)による知的財産に係る取締関係の統計情報は公開されていない。
■ソース
IPOSウェブサイトhttps://www.ipos.gov.sg/
■本文書の作成者
TMI Associates (Singapore) LLP■協力
日本国際知的財産保護協会■本文書の作成時期
2019.10.16