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シンガポールにおける産業別特許出願動向(食品)
2018年04月24日
■概要
食品関連技術のシンガポールにおける特許出願件数は、近年増加傾向にある。日本からの出願の増加率は全体の中でも高い。欧州企業からの出願は集計期間において減少している。直近では、日本および米国からの出願の占める割合が高い。■詳細及び留意点
食品関連技術のシンガポールにおける特許出願動向をPATENTSCOPEの収録データに基づき、集計した。
食品関連技術に対応する国際分類として、A21D、A23、C12C、C12Gを選択した。集計期間は、出願年で2010年から2014年である。
食品関連技術のシンガポールにおける特許出願件数の推移を図1に示す。
図1: 食品関連技術のシンガポールにおける特許出願件数の推移(単位:件)
内訳として、日本、米国、欧州、中国、韓国からの出願(基礎出願に基づく集計)の構成を表1に示す。
表1: 食品関連技術のシンガポールにおける出願 国・地域別 構成比
(単位:%)
食品関連技術のシンガポールにおける出願件数は、近年増加傾向にある。日本からの出願の増加率は全体の中でも高い。欧州企業からの出願は集計期間において減少している。直近では、日本および米国からの出願の占める割合が高いことが分かる。
2014年に出願された食品関連技術のシンガポールにおける出願件数の出願人ランキングを表2に示す。
表2: 食品関連技術のシンガポールにおける出願件数の出願人ランキング(2014)
食品関連技術のシンガポールにおける出願の上位は、米国のMJN US HOLDINGS(Mead Johnson Nutrition社)からの出願であることが分かる。
2014年の特許出願において、多数の食品関連技術の出願を行うシンガポール国内企業はなかった。
■ソース
PATENTSCOPEhttp://www.wipo.int/patentscope/en/ (収録データに基づき、作成者にて独自で集計)
■本文書の作成者
日本技術貿易株式会社■本文書の作成時期
2018.01.18