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シンガポールにおける産業別特許出願動向(製薬)
2018年04月26日
■概要
製薬関連技術のシンガポールにおける特許出願動向を示す。製薬関連技術のシンガポールにおける出願件数は、近年増加している。日本からの出願は全体に比べて増加している。主要国として、日本からの出願の増加率が大きい。■詳細及び留意点
製薬関連技術のシンガポールにおける特許出願動向をPATENTSCOPEの収録データに基づき、集計した。
製薬関連技術に対応する国際分類として、A61K、A61Pを選択した。集計期間は、出願年で2010年から2014年である。
製薬関連技術のシンガポールにおける特許出願件数の推移を図1に示す。
図1: 製薬関連技術のシンガポールにおける特許出願件数の推移(単位:件)
内訳として、日本、米国、欧州、中国、韓国からの出願(基礎出願に基づく集計)の構成を表1に示す。
表1: 製薬関連技術のシンガポールにおける出願 国・地域別 構成比
(単位:%)
製薬関連技術のシンガポールにおける出願件数は、近年増加している。日本からの出願の構成比は増加しており、主要国の中でも増加率が大きい。出願の上位は米国、欧州各国からの出願であり、特に米国からの出願が半数以上を占めていることが分かる。
2014年に出願された製薬関連技術のシンガポールにおける出願件数の出願人ランキングを表2に示す。
表2: 製薬関連技術のシンガポールにおける出願件数の出願人ランキング(2014)
製薬関連技術のシンガポールにおける出願の上位はNovartis、Roche、Genentechなど欧米の製薬企業による出願である。
2014年に出願されたシンガポールにおける製薬関連技術の国内出願人の上位を表3に示す。
表3:シンガポールにおける製薬関連技術の国内出願人の上位
2014年の製薬関連技術のシンガポール特許出願において、国内出願人としては、シンガポール科学技術庁(Agency for Science, Technology and Research)が出願人である出願が23件あるものの、多数の製薬関連技術の出願を行うシンガポール国内企業はなかった。
■ソース
PATENTSCOPEhttp://www.wipo.int/patentscope/en/ (収録データに基づき、作成者にて独自で集計)
■本文書の作成者
日本技術貿易株式会社■本文書の作成時期
2018.01.09