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ベトナムにおける産業別特許出願動向(製薬)
2018年04月24日
■概要
製薬関連技術のベトナムにおける特許出願件数は、近年増加している。日本からの出願は全体に比べて減少している。主要国としては、米国、欧州からの出願が占める割合が高い。韓国からの出願の増加率が大きい。■詳細及び留意点
製薬関連技術のベトナムにおける特許出願動向をPATENTSCOPEの収録データに基づき、集計した。
製薬関連技術に対応する国際分類として、A61K、A61Pを選択した。集計期間は、出願年で2010年から2014年である。
製薬関連技術のベトナムにおける特許出願件数の推移を図1に示す。
図1: 製薬関連技術のベトナムにおける特許出願件数の推移(単位:件)
内訳として、日本、米国、欧州、中国、韓国からの出願(基礎出願に基づく集計)の構成を表1に示す。
表1: 製薬関連技術のベトナムにおける出願 国・地域別 構成比
(単位:%)
製薬関連技術のベトナムにおける出願件数は、近年増加している。日本からの出願は全体に比べて減少している。主要国としては、米国、欧州からの出願が占める割合が高い。韓国からの出願の増加率が大きい。
2014年に出願された製薬関連技術のベトナムにおける出願件数の出願人ランキングを表2に示す。
表2: 製薬関連技術のベトナムにおける出願件数の出願人ランキング(2014)
製薬関連技術のベトナムにおける出願の上位はNovartis、Bayer、Rocheなど欧米の製薬企業による出願である。
2014年に出願されたベトナムにおける製薬関連技術の国内出願人の上位を表3に示す。
表3:ベトナムにおける製薬関連技術の国内出願人の上位
2014年の製薬関連技術の特許出願において、ベトナム国内の出願人による製薬関連技術の出願は少数である。
■ソース
PATENTSCOPEhttp://www.wipo.int/patentscope/en/ (収録データに基づき、作成者にて独自で集計)