アジア / 統計
韓国における意匠出願に関する統計
2018年03月20日
■概要
韓国の意匠保護法令には審査請求の制度がなく、意匠出願は全て審査される。韓国では、「審査登録出願」または「一部審査登録出願」として意匠出願されなければならない。ロカルノ国際意匠分類の第2類、第5類または第19類に属する意匠は一部審査登録出願にあたり、他の類に属する意匠は審査登録出願にあたる。一部審査登録出願の場合は、先願主義による新規性等の審査が行われない。このため、一部審査登録出願の審査期間は、審査登録出願の審査期間よりも数カ月短い。
■詳細及び留意点
- 意匠出願件数
表1 2007年-2016年の意匠出願件数(出典1)
- 韓国を指定した国際意匠登録出願件数
韓国は、2014年7月1日に、意匠の国際登録制度について定めるハーグ協定のジュネーブ改正協定に加入した。
表2 2014年-2016年の韓国を指定した国際意匠登録出願件数(出典1)
- 出願人の国籍別の意匠出願件数
表3 2007年-2016年の出願人の国籍別の意匠出願件数(出典1)
- 意匠出願の最初の審査の結果
表4 2010年-2016年の意匠出願の最初の審査結果(出典2)
- ファーストアクション期間
ファーストアクション期間とは、意匠出願から審査結果の最初の通知(主に登録査定または拒絶理由通知書)までの期間を指す。また、この期間は、審査登録出願のファーストアクション期間と一部審査登録出願のファーストアクション期間の平均を表わす。
表5 2010年-2016年の意匠出願のファーストアクション期間(出典2)
- 意匠出願の最終的な登録決定率
表6 2007年-2016年の意匠出願の最終的な登録決定率(出典1)
- 意匠登録件数
表7 2007年-2016年の意匠登録件数(出典1)
- 意匠権者の国籍別の意匠登録件数
表8 2007年-2016年の意匠権者の国籍別の意匠登録件数(出典1)
- 意匠出願の拒絶査定不服審判請求件数
表9 2007年-2016年の意匠出願の拒絶査定不服審判請求件数(出典1)
- 意匠出願の拒絶査定を覆した審決の件数
表10 2012年-2016年の意匠出願の拒絶査定を覆した審決の件数(出典2)
- 意匠出願および商標出願の審判に要した審理期間
表11 2012年-2016年の意匠出願および商標出願の審判に要した審理期間(出典2)
- 意匠出願の拒絶査定不服審判における拒絶査定の維持決定を不服として提起された審決取消訴訟の件数
表12 2007年-2016年の拒絶査定不服審判の維持決定を不服とした審決取消訴訟の件数(出典1)
■ソース
・韓国特許庁(Korean Intellectual Property Office:KIPO)が提供する統計(出典1)http://www.kipo.go.kr/kpo/user.tdf?a=user.ip_info.ip_stat.BoardApp&c=1001&catmenu=m04_05_03 ・韓国特許庁による知的財産白書(出典2)
http://www.kipo.go.kr/kpo/user.tdf?a=user.html.HtmlApp&c=3072&catmenu=m04_02_03
■本文書の作成者
特許法人KOREANA■協力
日本技術貿易株式会社■本文書の作成時期
2017.12.20