欧州 / ライセンス・活用
ロシアにおけるライセンス契約締結後の手続き
2018年12月11日
■概要
ロシアでは、ロシア特許庁に登録されない発明、実用新案、工業意匠または商標等にかかるライセンス契約は無効になる。「ロシア・ライセンスマニュアル」(2018年3月、日本貿易振興機構知的財産課モスクワ事務所)「6」では、ライセンス契約締結後のこれら登録やその他の手続きについて紹介している。具体的には、「6.1」で、管轄するロシア政府機関への報告に関する、知的財産物の使用権を付与するための登録手続きに関する一般条項、国家登録に関する情報(申請方法、登録条件、手続きのフローチャート、手数料、日程、書類の様式および書式、登録の要件が満たされない場合に生じる問題、が紹介されている。「6.2」で、ロイヤルティの支払手続き、「6.3」で、ライセンス契約に違反した場合の対応について、違反の種類、予防措置、証拠の収集、暫定的救済、専門家との協議、が紹介されている。■詳細及び留意点
「ロシア・ライセンスマニュアル」(2018年3月、日本貿易振興機構知的財産課モスクワ事務所)「6」
(目次)
6 ライセンス契約締結後の手続き P.75
6.1 管轄するロシア政府機関への報告(怠った場合は処罰もあり得る) P.75
6.1.1 知的財産物の使用権を付与するための登録手続きに関する一般条項 P.75
6.1.2 契約に基づく権利付与の国家登録の申請 P.76
6.1.3 権利付与の登録条件 P.77
6.1.4 契約に基づく権利付与の国家登録手続き(フローチャート) P.77
6.1.5 行政手数料 P.79
6.1.6 国家登録の日程 P.79
6.1.7 申請者が提出する書類の様式および書式 P.79
6.1.8 契約に基づく権利付与を登録しない結果 P.80
6.2 ロイヤルティの支払手続き(銀行への書類提出が必要) P.81
6.3 他方当事者がライセンス契約に違反した場合の対応 P.83
6.3.1 違反の種類 P.83
6.3.2 予防措置 P.84
6.3.3 証拠の収集 P.84
6.3.4 暫定的救済 P.85
6.3.5 専門家との協議 P.86
■ソース
「ロシア・ライセンスマニュアル」(2018年3月、日本貿易振興機構知的財産課モスクワ事務所)https://www.globalipdb.inpit.go.jp/jpowp/wp-content/uploads/2018/12/1f6fabaee0926fb1c02783ed6d82c522.pdf
■本文書の作成者
日本国際知的財産保護協会■本文書の作成時期
2018.05.23