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フィリピンにおける商標公報の調べ方

2015年03月17日

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■概要
フィリピンの商標公報は、フィリピン知的財産権局(Intellectual Property Office of the Philippines:IPOPHL)の検索サイト(http://onlineservices.ipophil.gov.ph/ipophilsearch/) に掲載されている。英語版のサイトのみ提供されている。また、WIPOのIPOPHL Trademarks Database (http://www.wipo.int/branddb/ph/en/)及びASEAN TMview (http://www.asean-tmview.org/tmview/welcome.html)でも検索可能である。本稿ではフィリピン知的財産権局のサイト(http://onlineservices.ipophil.gov.ph/ipophilsearch/)での調べ方を紹介する。
■詳細及び留意点

【詳細】

(1) フィリピン知的財産権局(Intellectual Property Office of the Philippines:IPOPHL)の商標検索サイト(IPOPHL TM SEARCH)http://onlineservices.ipophil.gov.ph/ipophilsearch/をクリックすると以下の特許検索画面が表示されます。

フィリピン知的財産権局「IPOPHL TM SEARCH」

フィリピン知的財産権局「IPOPHL TM SEARCH」

 

(2) 商標公報の検索

 

「IPOPHL TM SEARCH」では、「OLD FILE NO.(旧出願番号)」、「FILE No.(出願番号)」、「MARK / DESCRIPTION / VIENNA(商標/商標の記述/ウィーン分類)」、「TRANSLATION / TRANSLITERATION (翻訳/音訳)」、

「OWNER(権利者)」、「NICE CLASS CODE(ニース分類)」の項目で検索が可能です。また、PHONETIC SEARCH(発音検索):の「MARK(商標)」にて発音検索も可能です。

 

○番号からの検索

 

フィリピンの出願番号体系は、フィリピン特許庁への直接出願とマドリッド制度を利用した出願では異なります。

 

「OLD FILE NO.(旧出願番号)」

2012年12月6日(IPASと呼ばれるフィリピン特許庁の電子システム公開日)以前に発行された出願番号もしくは登録番号体系で入力する項目です。

 

フィリピン特許庁への直接出願は、「種別番号」+「年度(西暦4桁)」+「連続番号(6ケタ)」で構成されています。商標の種別番号は”4″となります。

「OLD FILE NO.(旧出願番号)」入力例 Direct(フィリピン特許庁への直接出願)

「OLD FILE NO.(旧出願番号)」入力例 Direct(フィリピン特許庁への直接出願)

 

マドリッド制度を利用した出願の場合、国際登録番号を入力します

「OLD FILE NO.(旧出願番号)」入力例 Madrid(マドリッド制度を利用した出願)

「OLD FILE NO.(旧出願番号)」入力例 Madrid(マドリッド制度を利用した出願)

 

「FILE No.(出願番号)」

2012年12月6日以降に発行された出願番号もしくは登録番号の体系で入力する項目です。

 

フィリピン特許庁への直接出願の場合:国コードは”PH”が固定されており、出願ルートを選択(Directを選択)、出願年(4桁)、フィリピン特許庁に出願した際に自動的に付与される番号を入力します。

「FILE No.(出願番号)」入力例Direct(フィリピン特許庁への直接出願)

「FILE No.(出願番号)」入力例Direct(フィリピン特許庁への直接出願)

 

マドリッド制度を利用した出願の場合:出願ルートを選択(Madridを選択)、出願年は”0″もしくは”空白”、国際登録番号を入力します。

「FILE No.(出願番号)」入力例Madrid(マドリッド制度を利用した出願)

「FILE No.(出願番号)」入力例Madrid(マドリッド制度を利用した出願)

 

フィリピン特許庁への直接出願及びマドリッド制度を利用してフィリピンを指定した出願の双方を検索する場合には、「Any(全ルート)」を選択する必要があります。デフォルトは「Direct(フィリピン特許庁への直接出願)」となっています。

出願ルート選択

出願ルート選択

 

○分類、発音等からの検索

 

「MARK / DESCRIPTION / VIENNA(商標/商標の記述/ウィーン分類)」、「TRANSLATION / TRANSLITERATION (翻訳/音訳)」、「OWNER(権利者)」の検索については “and” “or” “not”が同一フィールド(項目)内で使用できます。また、検索語の前方一致あるいは後方一致検索の際に使用するトランケーション記号(ワイルドカード)も使用できます。検索語の前方一致あるいは後方一致検索の際に使用するトランケーション記号は ”*“、一文字トランケーションは”?“となっています。

テキスト検索項目 入力例

テキスト検索項目 入力例

 

フィールド間の掛け合わせはAND のみとなっています。

 

「NICE CLASS CODE(ニース分類)」

商標国際分類(ニース分類)を入力する項目です。”or”を使用することにより、複数の分類を同時に検索することが可能です。

「NICE CLASS CODE(ニース分類)」入力例

「NICE CLASS CODE(ニース分類)」入力例

 

「PHONETIC SEARCH(発音検索)」

「MARK(商標)」に調べたい音を入力することにより、検索することが可能です。

例えば、apple と入力して検索した場合、appeal や apeel といった語を含む、商標が索出されます。

「PHONETIC SEARCH(発音検索)」

「PHONETIC SEARCH(発音検索)」

 

検索結果表示画面

検索結果表示画面

 

「FILE No.(出願番号)」、「OLD FILE NO.(旧出願番号)」、「MARK(商標)」、「STATUS(法的状況)」、

「NICE CLASS(ニース分類)」、「LINK(リンク)」、「IMAGE(商標イメージ)」が表示されます。

 

「LINK(リンク)」に下線で表示されたclick here to download PDF file (丸囲い)をクリックすると、レコードがPDFにて表示されます。

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【留意事項】

フィリピン知的財産権局「IPOPHL TM SEARCH」で商標を検索する場合、「MARK / DESCRIPTION / VIENNA(商標/商標の記述/ウィーン分類)」か「PHONETIC SEARCH(発音検索)」にて検索を行うが、例として “apple”を「MARK / DESCRIPTION / VIENNA(商標/商標の記述/ウィーン分類)」にて検索した場合、408件がヒットした。一方、「PHONETIC SEARCH(発音検索)」にて検索した場合、208件がヒットした。本文にも記載したように、「PHONETIC SEARCH(発音検索)」で”apple”と入力して検索した場合、appeal や apeel といった商標も索出されるが、ノイズは少ないと言える。一方、「MARK / DESCRIPTION / VIENNA(商標/商標の記述/ウィーン分類)」で検索した場合には、商品の記述(指定商品)も検索対象となるため、apple(りんご)を指定商品に記載した商標まで索出されるため、ノイズは多くなる。調査する商標に応じて「MARK / DESCRIPTION / VIENNA(商標/商標の記述/ウィーン分類)」もしくは「PHONETIC SEARCH(発音検索)」を使い分けることを推奨する。

■ソース
フィリピン知的財産権局(Intellectual Property Office of the Philippines-IPOPHL)
http://www.ipophil.gov.ph/ フィリピン知的財産権局 商標検索サイト(IPOPHL TM SEARCH)
http://onlineservices.ipophil.gov.ph/ipophilsearch/
WIPO Global Brand Database
フィリピン知的財産権局 商標検索サイト
IPOPHL Phillippine Trademark
http://www.wipo.int/branddb/ph/en/
ASEAN商標検索サイトTMview (ASEAN TMview)
http://www.asean-tmview.org/tmview/welcome.html
■本文書の作成者
日本技術貿易株式会社 IP総研
■本文書の作成時期
2014.12.02
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