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シンガポールの審決へのアクセス方法
2014年03月28日
■概要
シンガポール知財庁(IPOS)のウェブサイトには、1999年から現在までの知的財産関連の審決が英語で掲載されている。2009年までの審決は概要の閲覧が可能であり、2010年以降の審決は全文の閲覧が可能である。■詳細及び留意点
【詳細】
知的財産関連の審決は、シンガポール知財庁(IPOS)のウェブサイトに掲載されている。掲載されているのは1999年以降のIPOSの全ての審決であるが、2009年までの審決については概要のみ閲覧が可能である。以下では、その閲覧方法を紹介する。
(1) IPOSウェブサイトhttp://www.ipos.gov.sg/にアクセスし、上部メニューの左から3番目「About IP」にポインタを合わせると、プルダウンメニューが表示される。「IP Resources」にポインタを合わせると、さらにプルダウンメニューが表示されるので、「Legal Decisions」をクリックする。
(2) 「Legal Decisions」のページには、1999年から現在までのIPOSによる審決が年別に掲載されている。2010年以降の審決については全文を閲覧することができるが、それ以前の審決については概要のみ閲覧が可能である。いずれも表記は英語である。
(i) 2010年以降の審決
例えば、上記画面で2013年を選択すると、下記のような2013年の審決のリストが表示される。リストには、出願番号等の情報が記載されている。
「Full Decision」の欄の「PDF document」(青字部分)をクリックすれば、選択した審決の全文がPDF形式で閲覧でき、印刷・ファイル保存が可能である。
なお、2010年の審決のリストについては、「Full Decision」のさらに右側に「Case Summary」の欄があり、全文のPDF及び概要のPDF、両方を閲覧することができる。
(ii) 2010年以前の審決
例えば、上記(2)の「Legal Decisions」のページで2009年を選択すると、下記のような2009年の審決のリストが表示される。
左から3番目の「Action」の欄の青字部分をクリックすると、選択した審決の概要を閲覧することができる。
【留意事項】
- 審決は、通常、決定が出されてから1ヵ月程度で本ウェブサイトに掲載される。
- 1999年より前の審決については、有料サイトLawnet(www.lawnet.com.sg)にログインすることで閲覧できる。
■ソース
・IPOSウェブサイトhttp://www.ipos.gov.sg/
■本文書の作成者
一般財団比較法研究センター 不藤真麻■本文書の作成時期
2013.11.15