中南米 / その他参考情報
ブラジルにおける不正競争行為等の規制及び営業秘密保護
2013年09月06日
■概要
「模倣対策マニュアル ブラジル編」(2011年3月、日本貿易振興機構)第1章第7節には、不正競争の準拠法、不正競争行為に対する刑事的・民事的救済、経済秩序に対する侵害等について紹介している。■詳細及び留意点
【詳細】
ブラジルでは違法な競争は、主に3つの法律、すなわち産業財産権法、法律No.8884/1994号、法律No.8137/1990により規制されている。前2者は不正競争行為を規制し、後者は経済秩序に対する侵害を規制する。なお、後者の法律No.8137/1990は下記目次中7.7、7.7.1、7.7.2に紹介されているところ、2011年12月に全面改正された(No.12529/2011、2012年5月29日施行)。7.7に記載の内容は、2011年新法では、第5編経済秩序の違反に定められている。報告書中では、経済秩序に対する違反とされる行為として10類型が紹介されているが、新法では19類型(新法第36条)が規定され、知的財産を濫用的に行使することも違反行為として明示されている。
模倣対策マニュアル ブラジル編(2011年3月、日本貿易振興機構)第1章第7節
(目次)
第1章 ブラジルにおける産業財産権の取得
第7節 無方式の権利 p.90
不正競争 p.90
7.1. 準拠法 p.90
7.2. 定義及び内容 p.90
7.3. 不正競争 p.90
7.4. パッシング・オフ p.90
7.5. 刑事罰 p.91
7.6. 民事上の罰則 p.91
7.7. 経済秩序に対する侵害 p.92
7.7.1. CADE p.92
7.7.2. 経済秩序に対する侵害の形態 p.92
7.8. 行政上の罰則 p.92
7.9. 刑事上の罰則 p.93
7.10. 民事上の罰則 p.94
7.11. 企業秘密 p.95
7.11.1. 準拠法 p.95
7.11.2. 内容 p.95
■ソース
・模倣対策マニュアル ブラジル編(2011年3月、日本貿易振興機構)https://www.globalipdb.inpit.go.jp/jpowp/wp-content/uploads/2013/09/a1ede8b4b87a53d994d91ce607c988b2.pdf
■本文書の作成者
一般財団法人比較法研究センター 菊本千秋■本文書の作成時期
2013.07.31