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ラオスにおける意匠公報へのアクセス方法
2021年01月14日
■概要
2019年初め、ラオス知的財産局(Department of Intellectual Property of Laos: DIP)は、オンラインでアクセス可能な独自のデータベースを初めて利用可能にした。DIPは、約2週間に1回データベースを更新する。■詳細及び留意点
(1) ラオスの意匠を検索する場合、図1に示すDIPのウェブサイト(https://dip.gov.la/)にアクセスする。
図1
図1の画面を下方にスクロール・ダウンし、図2の画面の「ກວດຄົ້ນຫາຂໍ້ມູນຊັບສິນທາງປັນຍາ、IP Search(知的財産情報検索)」のリンクをクリックする。
図2
(2) 図3に示す「ກວດຄົ້ນ ຫາຂໍ້ມູນຊັບສິນທາງປັນຍາສາກົນ(国際的な知的財産情報検索)」のページが表示され、① LAOS IP DATABASE、② ASEAN PATENTSCOPE、③ ASEAN DESIGN VIEW、④ ASEAN TM VIEW、⑤ WIPO GLOBAL BRAND DATABASE、⑥ WIPO PATENTSCOPE、⑦ WIPO GLOBAL DESIGN DATABASEの7つのデータベースの選択肢が、簡単な説明とともに表示される。
この中から① LAOS IP DATABASEのリンクをクリックする。
図3
(3) 図4に示す「ຖານຂໍ້ມູນຊັບສິນທາງປັນຍາ ຂອງ ສປປ ລາວ(ラオス知的財産データベース)」のページが表示されたら、ページ右上の言語表示選択肢「ລາວ(ラオ語)」、「English(英語)」、「العربية(アラビア語)」、「Français(フランス語)」、「日本語」から「English(英語)」または「日本語」を選択する。
図4
(4) 以下、「日本語」を選択した場合について説明する。日本語では図5のように表示され、特許、意匠、商標の選択肢があることが分かる。ここで「意匠」を選択する(図6)。
図5
図6
(5)「ແບບອຸດສາຫະກໍາ(意匠)」のリストがラオ語で表示される(図7)。
図7
(i) ここで、(3)と同様にして「日本語」等の表示に切り替えることができ(図8)、(ii)図9に示すように書誌事項のタイトルが日本語で表示される。
図8
(ii) また、ユーザーは「検索」ボックスに検索語を入力して検索することもできる。
図9
(iii) 図9の画面上部のボックスに検索語を入力すると、プルダウンメニューが表示され、検索の対象を選択するよう求められる(図10)。選択肢は「デフォルト(既定)」として「出願人」「代理人名」「名称」「創作者」「すべてのフィールド」「Solrクエリ」、「アルファ数値(英数字)」として「登録番号」「出願番号」が表示される。このように、ユーザーは関心のある対象を選択し、検索したい情報を入力できる。現在のところ、AND / ORを使用した検索を選択することはできないが、複数の情報を入力すると、デフォルトでAND検索が行われる。
検索語は、データが蓄積されているラオ語または英語で入力する。
図10
(iv) また、ユーザーは「詳細」な検索を選択できる(図11)。
図11
詳細な検索の入力画面は、図12に示すように、検索のためのいくつかのオプションが示されるため、より直感的に入力できる。各ボックスは明確に表示され、ユーザーはそれぞれのボックスに検索対象(出願番号、出願日、公開日、登録日、出願人、創作者、名称)を入力できる。
図12
(v) 意匠の名称を検索したい場合、「名称」のボックスに意匠名を入力し、「検索」をクリックする(図13)。
図13
(vi) すると、図14の画面が表示され、意匠情報の列の青いアイコンをクリックすると検索された意匠の詳細が表示される。
図14
(vii) 意匠の詳細は図15のように表示される。
図15
■ソース
・ラオス知的財産局(Department of Intellectual Property of Laos)https://www.dip.gov.la
■本文書の作成者
日本国際知的財産保護協会■本文書の作成時期
2019.12.27