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アジア / 審決例・判例


知的財産に関する審決例・判例の概要及び説明を掲載しています。


その他

その他

2015.03.09
タイでの知的財産権侵害訴訟における損害賠償請求-適切な損害立証の重要性

知的財産権侵害訴訟において、原告は損害賠償金を請求するが、損害賠償額の算定に際してタイの裁判所は極度に保守的な立場を取っており、多くの場合、裁判所により認定される損害賠償額は、請求額を大きく下回ることとなる。以下、知的財産権侵害訴訟における損害賠償額算定に関する法的根拠、実情、算定例等を紹介する。

2015.02.20
中国における翻訳著作物の表現同一性について

中国において、外国の著作物を中国語に翻訳して出版した後、他社から同様の翻訳作品が出版され、その翻訳内容の9割以上が同様の表現であることが判明した。この様な場合、翻訳著作物に関する著作権はどのように扱われ、侵害問題はどのように扱われるのだろうか。相談者からの相談内容とそれに対する中国代理人事務所による分析をQ&A形式で紹介する。

2015.02.18
台湾において知的財産権訴訟に公証制度が使用された判決の紹介

「台湾における先使用権と公証制度 中国出願との差異を事例としての台湾出願のポイント」(2014年3月、公益財団法人交流協会)A.第八章では、台湾において知的財産権訴訟に公証制度が使用された判決について、公証制度が使用された態様として、証拠保全のための資料のダウンロード・印刷、特定物の現状に関する公正証書の作成、公証人の立会いのもとでの製品購入、特定の文書に関する公正証書または認証証書の作成が紹介されている。

2015.02.16
台湾における判決から見た先使用権を主張する際に準備すべき証拠

「台湾における先使用権と公証制度 中国出願との差異を事例としての台湾出願のポイント」(2014年3月、公益財団法人交流協会)A.第七章では、台湾における実用新案権侵害訴訟の中で、被告が先使用権の抗弁を主張し、裏付け証拠として認証証書を提出した事例を取り上げ、原告と被告の提出した証拠、提出された証拠の証拠能力と証明力に関する裁判所の評価等について紹介されている。

2015.02.09
台湾における知的財産権の概要

「台湾における先使用権と公証制度 中国出願との差異を事例としての台湾出願のポイント」(2014年3月、公益財団法人交流協会)A.第一章では、台湾における知的財産権の概要について、知的財産権の概要と制限、専利権の概要、専利法上の先使用権、商標権の概要、商標法上の先使用権、商標法の先使用権事例の分析、商標法および分析事例から見た商標の先使用権に関する留意事項が説明されている。

2015.02.09
中国での水際取締りにおける刑事移送に関する事例と分析

「中国税関水際取締りにおける刑事移送手続きに関する調査報告書(2014年3月、日本貿易振興機構上海事務所 知識産権部)」第三章、第四章では、中国での水際取締りにおける刑事移送に関する事例収集から得られた各種統計情報、成功事例と失敗事例、事例から抽出される問題点と権利者による対応の留意点が紹介されている。また巻末資料として、一部事例の判決書の日本語訳も紹介されている。

2015.01.22
タイにおける営業秘密法の活用

「模倣対策マニュアル タイ編」(2008年3月、日本貿易振興機構)第3編第6章では、タイにおける営業秘密法について、保護対象、保護を受けられる営業秘密の要件、営業秘密の例、権利者の権利、権利の侵害、権利侵害の例外規定、侵害行為に対する権利行使等が説明され、営業秘密の保護に関する判例も紹介されている。

2015.01.14
フィリピンにおける裁判手続き

「模倣対策マニュアル フィリピン編」(2010年3月、日本貿易振興機構)VIでは、フィリピンにおける裁判手続きについて、民事訴訟の提起と被告側の答弁、裁判によって与えられる救済措置(損害賠償、差止命令、侵害ラベルの破壊)、決定や判決までの期間について説明されている。

2014.12.25
フィリピンにおける営業秘密の保護

「模倣対策マニュアル フィリピン編」(2010年3月、日本貿易振興機構)IIIでは、フィリピンにおける営業秘密の保護について、関係する法令、営業秘密の定義、雇用契約における関連規約が説明され、営業秘密保護に関する最高裁判例も紹介されている。

2014.12.22
インドにおける昨今の法執行事例

「アセアン・インド知財保護ハンドブック」(2013年3月、日本貿易振興機構) 第4章7では、インドにおける知的財産権保護のための法執行の事例2件が紹介されている。