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アジア / 審決例・判例


知的財産に関する審決例・判例の概要及び説明を掲載しています。


意匠

意匠

2012.12.21
(中国)無効理由の提出期限超過の例外

無効審判請求の無効理由は法定期間内に提出しなければならない。本件は、意匠権が無効審判で特許庁審判部によって維持決定がなされ、それを不服とした無効審判請求人が審決取消訴訟を起こしたもので、証拠補充期間経過後に提出した無効理由の扱いについて争った事案である。

2012.12.18
(中国)証拠の提出期限超過/証拠の翻訳/組物の意匠について

証拠は定められた期間内に提出しなければならない。本件では、証拠として提出したコピーの内容の信憑性を立証するために法定期限超過後に提出された当該コピーの原本の内容に、コピーと相違する部分があることが問題となったが、既に提出済みの資料の原本であるとして、新たな証拠の提出には該当しないとされた。 また、本件意匠は7つの部品を組み合わせて構成される意匠であり、出願時には、各部品単位の図面が提出されているが、組み合わせて一つの物品として機能するものである場合は、組み合わせた状態の全体形状のみが審査対象となると判断された。

2012.11.13
(中国)意匠の類否判断について

中国では、意匠は外観設計専利として専利法で専利権により保護している。本件では容器の蓋の意匠の専利権について特許庁審判部に無効審判を請求したが、特許庁審判部が有効審決を下したため、請求人は、これを不服として取消訴訟を起こし、両意匠が円形状の形状で、周辺部がロール形状であり、差異点は微差であると主張したが、中級人民法院は有効審決を支持した。

2012.08.21
(中国)判例の調べ方―上海法院ウェブサイト

(本記事は、2018/9/18に更新しています。)  URL:https://www.globalipdb.inpit.go.jp/statistics/15840/ 中国の(知的財産事件を含む)判例検索に有用なウェブサイトとして、上海法院のウェブサイトがあります。誰でも無料でアクセス可能です。

2012.08.09
韓国の判例の調べ方

(本記事は、2017/7/6に更新しています。)  URL:https://www.globalipdb.inpit.go.jp/precedent/13872/ 韓国の判例を最も便利に検索できるウェブサイトは、総合法律情報 (http://glaw.scourt.go.kr/)です。地方法院、高等法院、特許法院、大法院等の判例を調べられ、誰でも無料でアクセス可能です。ただし、検索は韓国語による検索のみ可能です。

2012.07.30
(中国)判例の調べ方―北京法院ウェブサイト

中国の(知的財産事件を含む)判例検索に有用なウェブサイトとして、北京法院のウェブサイトがあります。誰でも無料でアクセス可能です。