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2022.02.15
タイにおける文字商標の識別力に関する判決タイにおいて、商標登録を受けるためには、出願商標が識別性を有し、法律により禁止されておらず、かつ、他人の登録商標と同一または類似ではないことが必要である。識別性を有さないことを理由とする出願拒絶に直面した場合、出願人は、商標が本質的に識別性を有していることを主張できるだけでなく、商標が使用を通じて識別性を獲得したことを証明することもでき、これにより、タイ商標法に基づく登録を受けることができる。文字商標の識別力に関する2つの判例を紹介する。
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2021.12.28
タイにおける悪意の商標を阻止する特別控訴裁判所判例2016年10月、中央知的財産・国際貿易裁判所(以下、「IP・IT裁判所」という。)を含むタイの5つの専門の第一審裁判所の判決に対するすべての控訴を審理するために、専門事件控訴裁判所(以下、「特別控訴裁判所」という。)が設立された。全員ではないが、大半の特別控訴裁判所の裁判官は、知的財産関連の控訴を審理する責務があり、IP・IT裁判所で裁判官として働いた経験があるため、知的財産法およびその実務に精通していることが期待できる。商標の類似性がどのように判断されるべきかを含む、最近の判例に示されるように、裁判官は公正で、現実的な判断を提供することができる。
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2014.12.26
タイにおける半導体集積回路の回路図保護法の活用「模倣対策マニュアル タイ編」(2008年3月、日本貿易振興機構)第3編第4章では、タイにおける半導体集積回路の回路図保護法について、保護対象、集積回路としての登録要件、登録者の資格、タイ知的財産局への保護申請、保護期間、料金表等が説明されている。