■ 全3件中、1~3件目を表示しています。
-
2015.08.25
インドにおける知的財産権の行使インドでは知的財産権侵害に対する行政的救済が設けられておらず、民事訴訟が主な救済手段である。一方で近年、模倣品を取り締まるため多くの州が警察に知的財産専門室を設けており、この結果、以前に比べて刑事手続きが行いやすくなった。しかし、知的財産関連法に関する理解の欠如や警察の腐敗等により、刑事手続きは依然として有効性が低い。実務的には、状況に応じて民事救済と刑事救済を組み合わせるのが効果的である。
本稿では、インドにおける知的財産権の行使について、Rouse & Co. International (India) Ltd. 弁護士 Ranjan Narula氏が解説している。
-
2014.12.02
インドにおける知的財産権侵害に対する刑事上の救済措置「模倣対策マニュアル インド編」(2014年3月、日本貿易振興機構) 第2章 第7節では、インドにおける知的財産権侵害について、刑事訴訟の概要、商標/著作権侵害における刑事訴追手続き、刑事訴訟と民事訴訟の比較、権利行使に際して直面する様々な問題点等について説明されている。また、著作権法について提言されている改革、情報技術法におけるオンライン侵害に関する仲介者の法的立場と責任についても説明されている。
-
2014.11.13
インドにおける侵害品の国境措置「模倣対策マニュアル インド編」(2014年3月、日本貿易振興機構) 第2章 第6節では、インドにおいて模倣品の輸入を禁止するための条件および手続きや、関連する規則、通達等について説明されている。また、国境措置の制度を活用して侵害品に関する苦情を申し立てている多国籍企業についても紹介されている。