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韓国の包袋入手手順について

2014年02月28日

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■概要
韓国特許庁の電子出願ポータルサイト(特許路)において、包袋情報を閲覧することができる。入手できる情報は1999年以降の出願、登録及び審判関連書類等である。包袋情報を閲覧するためには事前に韓国特許庁にコード登録し、IDとパスワードを取得する必要がある。韓国国籍を有さなくても韓国国内に住所や営業所がある場合はコード登録可能である。包袋情報の閲覧申請は韓国語で行い、包袋情報も韓国語である。オンラインで包袋情報の閲覧、証明書類の閲覧及び印刷を行うためには、通知書閲覧機プログラムをダウンロードしておく必要がある。
■詳細及び留意点

【詳細】

(1) 韓国特許庁の電子出願ポータルサイト「특허로(特許路)」

http://www.patent.go.kr/portal/Main.doへアクセスする※1

 

※1:Windows7で包袋情報の閲覧等を行うには、ActiveXコントロールをインストールする必要があり(インストールしなければログインするための暗証番号等入力画面が表示されない)、使用しているPCによっては、「セキュリティ保護のため、このサイトによる、このコンピュータへのActiveXコントロールのインストールがInternet Exploreにより停止されました。」と表示されることがある。必要な場合は、各人の責任でインストールして頂きたい。また、「Windows7 PC에서는 특허넷 서비스를 이용하기 위해서 액티브엑스 컨트롤 설치해야합니다(Windows7 PCでは、特許ネットサービスを利用するためにActiveXコントロールをインストールする必要があります)」というWindowsメッセージが表示されることもある。

 

 トップ画面上部のメニューの左から4番目「증명서발급(証明書発給)」にポインタをあわせると、プルダウンメニューが表示されるので、左端の「발급신청(発給申請)」をクリックする。

「특허로(特許路)」トップ画面

「특허로(特許路)」トップ画面

 

(2) 「발급신청(発給申請)」のページで、左から4番目のタブ「서류등초본교부신청(서류사본)(書類等・抄本交付申請(書類写本))」をクリックする。

「발급신청(発給申請)」のページ

「발급신청(発給申請)」のページ

 

 「서류등초본교부신청(서류사본)(書類等・抄本交付申請(書類写本))」のメニューは、(i)거절서류철(拒絶書類)、(ii)등록서류철(登録書類)、(iii)심판서류철(審判書類)、(iv)PCT서류철(PCT書類)、(v)출원서류철(出願書類)、(vi)반도체서류철복사신청(半導体書類)となっており、それぞれ閲覧申請できる書類は以下の通りである。なお、上記の図にある赤色の(i)から(vi)の表示は、本稿作成者が説明の便宜上付したものである。

 

(i) 거절서류철(拒絶書類):出願書、優先審査決定書、意見提出通知書、意見書、書誌事項補正書、拒絶決定書等

(ii) 등록서류철(登録書類):出願書、優先権主張証明書類提出書、電子文書添付書類提出書、出願審査請求書、意見提出通知書、明細書等補正書、意見書、登録決定書等

(iii) 심판서류철(審判書類):拒絶決定不服審判請求書、審判番号及び審判官指定通知書、審査官意見要請書、審査官意見書、審理終結予定時期通知書、審判官変更通知書、審理終結通知書、審決謄本送達書、審決通知、拒絶決定不服に対する審決等

(iv) PCT서류철(PCT書類):特許法第203条の規定による書面、登録決定書等

(v) 출원서류철(出願書類):出願書、出願審査請求書、明細書等補正書、書誌事項補正書等

(vi)반도체서류철복사신청(半導体書類):半導体集積回路配置設計に関する書類(ただし、半導体集積回路配置設計に関する書類の閲覧は手数料2,270ウォンを納付しなければならず、図面の閲覧はできるが、図面のコピー申請はできない。)

 

 上記の画面で(i)~(vi)のいずれかをクリックすると、それぞれの申込方法、受領方法、サービス内容及び手数料等の情報が表示される。

「(i)거절서류철(拒絶書類)」に関する情報

「(i)거절서류철(拒絶書類)」に関する情報

 

(3) (2)で示した「발급신청(発給申請)」のページで、各選択メニュー下の「발급신청(発給申請)」(青いボタン)をクリックすると、下記のログイン画面が表示される。「로그인(ログイン)」ボタンをクリックして出願人コード、暗証番号の入力等を行い、「확인(確認)ボタンをクリックする。ただし、ログインするには事前にコード登録が必要である。コード登録は無料であり、オンラインで申請できる※2が、外国人の場合、韓国国内に住所や営業所がなければ申請することができない。

ログイン画面

ログイン画面


ログイン画面(暗証番号等を入力)

ログイン画面(暗証番号等を入力)

 

※2:オンラインでのコード登録は、下記URLを直接入力するか、上記ログイン画面中央にある囲み(オレンジ色で「로그인을 위한 사전절차안내(ログインのための事前手続きのご案内)」と記載されている)にある縦に並んだ2つのボタンの1つ目「출원인 코드 신청」をクリックすることにより、下記コード登録画面にアクセスできる。

http://www.patent.go.kr/jsp/ka/prestep/codeapp/CodeAppView.do(韓国語表記)

 下記画面で示した通り、韓国国内に住所がある外国人の場合、「외국 자연인(外国自然人)」にチェックを入れ、【住民(外国人)登録番号】欄に外国人登録証に記載された外国人登録番号を入力し、氏名を韓国語及び英語で入力する。韓国国内に住所や営業所を有する外国法人の場合は、「외국 법인(外国法人)」にチェックを入れ、【法人登録番号】及び【事業者登録番号】欄に法人登録番号及び本店所在地の事業者登録番号を入力し、氏名を韓国語及び英語で入力する。ログインをするためには、コード登録後、特許庁又は金融機関等で公印認証書の発行を受ける必要がある。

コード登録画面(外国自然人の場合)

コード登録画面(外国自然人の場合)


コード登録画面(外国法人の場合)

コード登録画面(外国法人の場合)

 

(4) ログインすると下記画面が表示されるので、申請に必要な項目を入力する。項目は、(a)대리인 코드(代理人コード、出願人の場合は出願人コード)、(b)성명(氏名)、(c)전화번호(電話番号)、(d)包括委任登録番号、(e)携帯電話(SMS)、(f)E-mail、(g)사건의종류(事件の種類)、(h)출원번호(出願番号)、(i)신청서류(申請書類)、(j)신청부수(申請部数)、(k)수취방법(受取方法)であり、このうち、(a)~(c)、(g)~(k)が入力必須項目である。

 (g)「사건의종류(事件の種類)」のプルダウンメニューは「출원번호(出願番号)」、「PCT출원번호(PCT出願番号)」、「등록번호(登録番号)」、「심판번호(審判番号)」、「국제상표등록출원(国際商標登録出願)」、「국제상표출원(国際商標出願)」であり、(k)「수취방법(受取方法)」のプルダウンメニューは、「온라인수령(オンライン受領)」、「우편수령(郵便受領)」、「방문수령(서울)(訪問受領(ソウル))」、「방문수령(대전)(訪問受領(大田))」である。

発給申請の書類等抄本交付申請の画面

発給申請の書類等抄本交付申請の画面

 

 例えば、照会しようとする案件が出願中である場合、上記画面のように、(a)~(c)を入力後、「(g)事件の種類」で出願番号を選択し、「(h)出願番号」を入力する。

 次に、(i)「신청서류(申請書類)」欄の右にある「찾아보기(探して見る)」をクリックする。照会した出願に関する関連書類が下記画面のように出てくるので、必要書類をチェックし、「추가(追加)」ボタンをクリックすれば、下記画面のように申請書類欄に選択した書類が記載される。

「찾아보기(探して見る)」をクリックした後の画面

「찾아보기(探して見る)」をクリックした後の画面

 

 (k)「수취방법(受取方法)」をプルダウンメニューから選択し、最後に画面右下の「신청(申請)」ボタンをクリックすれば、申請完了である。

「신청(申請)」ボタンをクリック

「신청(申請)」ボタンをクリック

 

 オンラインで受領すれば、即時に書類が発行されるが、書類を閲覧・印刷するためには、事前に通知書閲覧機プログラムをダウンロードしておく必要がある※3

 

※3:通知書閲覧機プログラムは、http://www.patent.go.kr/jsp/kiponet/ma/websolution/OnlineInstall.jspの画面にある2つ目のリストにある통지서 열람기(通知書閲覧機)の青いボタン「다운로드(ダウンロード)」をクリックするとダウンロードできる。必要な場合は、各人の責任でダウンロードして頂きたい。

 

【留意事項】

 包袋情報を申請するためには事前に特許庁にコード登録する必要があるが、外国人や外国法人についてはコード登録できるのが韓国国内に住所又は営業所がある場合に限られるので、韓国に住所又は営業所がない場合には韓国の代理人に閲覧申請を依頼しなければならない。また、コード登録後に韓国の特許庁又は金融機関等で公印認証書を受ける必要があるが、機関ごとに公印認証書発行可否の基準が若干異なる。

 通知書閲覧機プログラムのダウンロードや手続の煩雑さ等から、外国人・外国法人が包袋情報を入手する際は、現地代理人に依頼するのが一般的である。

 なお、韓国特許庁は出願時に全ての出願人にコード登録を義務化しているため、韓国に出願したことがある場合には、韓国代理人により、特許庁にコード登録がされていると考えられる。

■ソース
・韓国特許庁の電子出願ポータルサイト특허로(特許路)
http://www.patent.go.kr/portal/Main.do
■本文書の作成者
崔達龍国際特許事務所
■協力
一般財団法人比較法研究センター 不藤真麻
■本文書の作成時期

2013.11.25

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